自然冷媒ガスって何?

自然冷媒ガスって何?

そもそも冷媒ガスとは

 冷媒ガスは、エアコンが室内の温度を調整したり、冷蔵庫や冷凍庫が庫内を冷却したりする際に使われる物質です。気体が蒸発する際には周囲の熱を吸収し、液体に戻る際には熱を放出する特性を持っています。エアコンや冷蔵庫では、コンプレッサーを使って冷媒ガスの圧力を変化させ、気化・液化のプロセスを通じて温度を調整します。従来、冷媒にはフロンガスが広く使用されてきましたが、フロンガスはオゾン層破壊の原因となるため、20世紀後半から規制が強化されています。

冷媒の種類

自然冷媒(炭化水素)に対して、各種フロンは
CO₂の約2,00010,000倍の温室効果があります。

 自然冷媒はアンモニア(NH₃)、二酸化炭素(CO₂)、水(H₂O)、空気(O₂等)、炭化水素(HC)の5種類が代表的です。化学的に合成されたフロンガスとは異なり、容易に分解されるためオゾン層破壊や地球温暖化に悪影響を与えません。これらは、いずれも自然界にもともと存在している物質であるため、「自然冷媒」と呼ばれています。その中でも、炭化水素冷媒は唯一ドロップイン方式でノンフロン化できる冷媒です。また、冷媒におけるエネルギー効率が高く、機器に対する負荷が低いため、電気代や維持費などのコスト削減にも期待できます!

弊社の提供する自然冷媒ガス

 弊社が取扱うノンフロン自然冷媒GF-08は、地球環境を保護する観点から、自然界に存在し生成から消滅までの環境サイクルが確立されている物質で作られており、2014年5月に次世代冷媒として丸八空調工業株式会社が日本国特許【特許第5536270号】を取得した国内唯一の純国産ノンフロン自然冷媒ガスです。

自然冷媒ガスGF-08とは?

 

東京理科大学創域理工学部
堂脇研究室が学会で論文発表

 堂脇研究室では2020年 1月 28日東京大学で開催された第36回エネルギーシステム・経済・環境カンファレンスにて「冷蔵倉庫におけるノンフロン冷媒GF-08を用いた地中熱利用システムの省エネ及び環境影響評価」として論文発表。また産学連携により、炭化水素系冷媒の冷蔵・冷凍能力を熱力学特性による評価、冷暖房能力の把握、冷蔵領域における
農業製品(野菜類)の特性(呼吸熱量や栄養価の変化)について実験的な検証。この結果から、園芸施設における冷暖房能力、貯蔵施設での冷蔵時の徐熱に伴うエネルギー消費量や栄養変化について、エネルギー管理とライフサイクル工学による複合的な視点から評価を行っています。

 ガスの製造については、羽田空港を含め全国27ヶ所の航空燃料給油施設の管理・運営・航空燃料給油、全国1030ヶ所の給油サービスステーション運営、全国343の特約店と連携したLPガス販売などを手掛ける、三愛オブリ株式会社が行っております。

 自然冷媒ガスは地球環境に良いだけではなく、空調機器等の電気代が最大35%削減可能となっています!株式会社EMI-TASは、環境に優しく、経費削減にもなる自然冷媒を世の中に広めるため、日々活動を行っております!